Ryu's Cafe ~限りなく村上龍のことを知るカフェ~ すべての男は消耗品である。シリーズ 忍者ブログ
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その鋭い独特の視点と多彩な才能で、小説だけでなく各分野で活躍するアグレッシブな寓話作家の一人である村上龍の作品をとりあげています。

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すべての男は消耗品である。 Vol.10 大不況とパンデミックすべての男は消耗品である。 Vol.10 大不況とパンデミック
村上 龍
ベストセラーズ 刊
発売日 2009-06-20
オススメ度:★★★




今の日本がわかる 2009-10-01
いつもながらの、理路整然とした語り口、痛快だ!日本の経済システムを的確に見て読む者にも解り易い。この消耗品シリーズも10冊目になるのか。

じゃあ、どうすればいいの? 2009-09-23
現状をある程度正しく見ている人なんだと思う。

今、日本はこうなっているということを示してもらえるのは良いことだ。

みんなが求めている。 「日本」のジャーナリストみたいな感じ。

「じゃあ、どうすればいいの?」
迷い子は、現実に気づくだけで、朽ち果てるのみか。

ここからが長い道のりだと思う。

言葉の限界にぶちあたっているようにも思える。が、これだけのことが出来るのも村上龍しかいないかもしれない。

基本であり聖書 2009-08-07
私はこのエッセイを中学生から愛読しています。 

例えば、、私はヨーロッパのサッカーが好きなのだけど、リーグが終わったこの夏の時期というのは、雑誌もウェブも、一部の人々の予想で、ほとんど埋め尽くされます。 その通りになったりするのは少ない。しかしゼロでもない。だから目を通すのだけど、言いようのない疲れを伴う。 すっ、とその疲れが晴れるのは、純粋な移籍リストを見るとき。 決定し、クラブから公表された情報だけが載るから。 そういう感じが龍さんのエッセイにはあって、もう読まざるを得ないです。 

この、なんだかどんよりとした雰囲気はどんなからくりになっているのか、それを知るためにはよいのでは。 若い子には、vol.1から読んで欲しいですね! シンプルな真実、ずばずば載ってます。


さらに詳しい情報はコチラ≫
ハバナ・モード―すべての男は消耗品である。〈Vol.8〉 (幻冬舎文庫)ハバナ・モード―すべての男は消耗品である。〈Vol.8〉 (幻冬舎文庫)
村上 龍
幻冬舎 刊
発売日 2008-04
オススメ度:★★★




ゲバラ 2008-04-13
初めから無理だと思って取り組まないのは愚かだ。何に対しても挑戦することで自ら力を増やし能力を高め成功に繋がる。そんな男の新たな扉を開く自己啓発本。成せばなる。当たって砕けろ。の教えの叩き込み作業です。


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すぐそこにある希望すぐそこにある希望
村上 龍
ベストセラーズ 刊
発売日 2007-06-30
オススメ度:★★★




希望の国の日本 2008-07-08
村上龍氏のエッセイをまとめた一冊である。中身も十分読み応えがあるが、タイトルも秀逸である。氏のような人物に政治家になってほしいと思うのは、私だけではないだろうと感じる。

ハワイに住みたい 2007-09-16
村上氏はドライで高踏的な人だなという印象。大衆が嫌いというわけではないのかもしれないが、超越しているというか、まぁ客観的に俯瞰しているのだろうなと思う。

僕はもう少し俗人なので、「そうはいっても」と言いたくなるが、将来的には経済的に独立してハワイあたりから高見の見物をしたいものだと思う。

初めて村上龍のエッセイを読む人には、、、 2007-08-21
僕は村上龍のファンなので楽しく、そして考えさせられる部分も多く、刺激的な作品でした。

村上龍の作品を読んだことがある人には、違和感なく読み進めることができますが初めて、村上龍の作品に触れる方には、ちょっと違和感というか、腹が立つかもしれません。

村上龍の作品を読んだことの無い人、ただ単に暇つぶしでお気楽な作品しか読んだことのない人には、村上龍の文章は、少し上から物を言っている感じを与えています。

しかし僕にとっては、村上龍という作家は日本で数少ない、日本を外側から見ている、言い換えれば客観的に見ることの出来る作家だと思います。
例えば、チャプター16の「レバノン侵攻より梅雨明けが重要なのか」という題目について、僕はメディアの報道の仕方、いや仕方というよりも、そもそもメディアには海外で起こっている大変なこと、よりも日本国内で起こっていることの方が重要なのだと思い込ませたいのかと怒りを感じることがある。

少し前、決定的だったことが、絆創膏騒ぎで世間を賑わせた赤城農水相に対するメディアの接し方だった。
その日はWTOか何かの、いわゆる世界との話し合いがおこなわれたわけだが、メディアの質問は、絆創膏の真相に迫るものだけだった。
現実に、農水相側の人間がWTOについての質問は何かありますか?と言った時、メディアは静まり返ってしまい、何も質問することが出来なかった。

村上龍はかなり前から、共同体というかいわゆる世間を批判してきた。
つい前のエッセイだったかでは、共同体は崩壊しつつある、と書いていた。
でも、僕は共同体というか世間というのは、まだ機能していると思う。
何故かそう思うのか?それは、未だに「世間に迷惑をかけた」と遺書を残して自殺をする人々がいるからだ。
村上龍のエッセイは癒し系ではない。

若い人には、村上龍のエッセイは「うっせえんだよ、ジジイ。うぜえ」と一言で片付けられてしまいそうな内容だ。 けれど、そうやって考えることを否定して生きるということは楽だ。
人は楽をしたいもので、つい楽をしてしまう。
そんな中、村上龍の言葉というのは、そういった日本に蔓延している「なんとなく安定している」わけのわからない安堵感みたいなものをぶち壊してくれる。

読み手を選ぶエッセイだとは思いますが、もし興味があったら読んでみてください。


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置き去りにされる人びと―すべての男は消耗品である。〈Vol.7〉 (幻冬舎文庫)置き去りにされる人びと―すべての男は消耗品である。〈Vol.7〉 (幻冬舎文庫)
村上 龍
幻冬舎 刊
発売日 2007-10
オススメ度:★★★★★




26歳、理不尽な社会に嫌気が差している男子 2009-03-13
「趣味からは何も生まれない。」
このメッセージが強烈に心に残った。
ここでいう趣味は、それに対して代替物があるレベルの「好き」の対象と同義で、その対極にあるのが「偏愛」だとしている。日本社会では「偏愛」は忌み嫌われる存在であることが多く、その極端な例がSMや同性愛などの性的偏愛だという。

これは日本の閉塞感を形成している一つの要素かもしれない。「出る杭は打たれる」いじめ社会。
人の顔色、他国の顔色をうかがって行われる折衷主義政治。
偏愛から生まれたアニメや漫画が唯一世界に誇れる文化となれたこと。

ヨーロッパで行われるサッカーワールドカップで沸いている人たちは偏愛者。日韓ワールドカップで沸いている人たちのほとんどは趣味者。わかりやすい例えだった。


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プロフィール
HN:
ドヤ顔の人
性別:
男性
趣味:
読書(ビジネス書・小説)・ネットサーフィン・スノボー
自己紹介:
学生の頃から村上龍のファンで「コインロッカーベイビーズ」に衝撃を受け、「五分後の世界」「愛と幻想のファシズム」「半島を出よ」などの構築系の作品が大好きです。最近の龍さんの興味は経済にシフトしていますがものすごく勉強になってます。
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