Ryu's Cafe ~限りなく村上龍のことを知るカフェ~ タ行 忍者ブログ
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その鋭い独特の視点と多彩な才能で、小説だけでなく各分野で活躍するアグレッシブな寓話作家の一人である村上龍の作品をとりあげています。

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ダメな女 (光文社文庫)ダメな女 (光文社文庫)
村上 龍
光文社 刊
発売日 2004-05-13
オススメ度:★★★




賛否両論 2009-01-17
村上龍さんが大好きな人にはこの本が理解できるかもしれません。いい女なんてこの世にはいない。いい女になろうと何かを探して頑張っている人に読んでほしいです。いい女になろうと何かを探すよりも、早く自分らしさを見つけた方がいいかもしれません。人まねでは幸せにはなれない。何をしたいか悩んでいる人に読んでほしいです。少しはヒントになるかも。

ダメな女 2007-12-10
‘ダメな女’をテーマに、女性週刊誌に連載されたエッセイである。

結論からいくと、村上龍はダメな女像をはっきりと明言していない。
掃除が出来ない、料理が作れない、金遣いが荒い、仕事人間、気遣いが出来ない。
このような女はダメだなど一言も言っていない。

村上龍の作品に出てくる女は個性的な人が多い。

ただたまたま‘ダメな女’などという大袈裟なタイトルなだけであって、ライトな感覚で読むものだと思う。

ただ、龍さんの言うように、選べる立場でいれる自立した女になりたいとは思う。


僕はひょっとしたらダメなヤツかもしれない。そして、あなたも。 2006-10-05
ダメな女というものが僕の中ではっきりとした存在であるわけではなく。


ダメなヤツというものの存在もまた同じであると思う。


仮にダメな女がいるとして、僕やあなたとどれほどの差があるんだろうか?

いや、そんなに差はないはずだと思う。


僕はひょっとしたらダメなヤツかもしれない。そして、あなたも。




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2days 4girls (集英社文庫)2days 4girls (集英社文庫)
村上 龍
集英社 刊
発売日 2006-05
オススメ度:★★★★




龍の小説は10%・30%・60%だ。 2009-09-03
先輩に勧められて「コインロッカーベイビーズ」を読んだ。
この人は天才だと思った。
それから数多く読んだが、駄作も何度も読んだ。
天才は枯れてしまったのかと思った。。
究極のところ龍の小説の60%はSM・ドラッグ・猟奇的な 何だかわからない気持ち悪い駄作が多い。
あとの30%は普通に面白い。
最後の10%が天才の域に達している。
これが皆が言うベスト5やベスト3だと思う。

この「2days 4girls」は駄作と普通に面白い作品 の中間ぐらいだ。
60%が駄作でも、それでも龍の小説が好きなのは 彼が意欲的に色々なジャンルに飛び込んで行く姿勢 と彼なりの思想が面白いからである。
天才とは気まぐれなものなのだ。

最近、テレビに出たり意欲的な活動をしているので また今後の作品が楽しみである。
一発屋の多い小説家のなかで、これだけ長く天才を やっているのは彼ぐらいなものだ。

静かな小説という印象 2008-04-03
僕は、1冊を除いて、村上龍の小説(エッセイを除く並びに購入できるものに限る)を全て読んでいました。
その1冊とは、この『2days 4girls』です。
ハードカバー版のタイトルが何となく気に入らなかったという、ただそれだけの理由で読むのをためらっていました。文庫版になって、その気に入らないタイトルが取れたので、手にとってみました次第です。

さて、この1冊で、おそらく村上龍の小説の全てを読み終えた上での感想ですが、「静かな小説」だと思いました。音楽家であるBjorkの『Vespertine』という作品を聴いたときも「静かな音楽」だと感じましたが、その「静かな」と似ています。

内容は、人によっては、「だから何?」みたいな内容になると思いますが、個人的には、とても大切なものでした。読んでよかったし、また、自分の人生のタイミングとも合っていました。

個人的に、村上氏の最高傑作は、『コインロッカーベイビーズ』なんですが、たぶん、その「最高」というニュアンスと、この小説に感じる何かしらとは、全く違います。

『コインロッカーベイビーズ』に感激する人が、この小説に感激するかはわからないし、たぶん、しないんだろうけど、人によっては、人生の中で、劇的な化学変化のようなものが起こりえる小説でもあるように思いました。
ただ、批判も無い訳ではありません。

例えば、ピアッシングや刺青に対して、村上氏は、ある一定の考えをもっているようですが、僕の世代には、そのような考えはありません。そこらへん、世代のズレかもしれません。
ですが、そういう些細なディテール上の批判なんか、どうでもいいや、と思えるだけの良質な小説でした。

予想よりは遥かに良い 2006-08-23
 タイトルから連想されるのはSEX,SMといったものか.これは外れではないが本質ではない.著者の「トパーズ」「エクスタシー」「メランコリア」「タナトス」などの路線かな,と思って読んでみたがそれらの作品よりは遥かに文学的で寧ろ「イビサ」に近かった.
キーワードは信頼.タイトルから予想される内容よりは遥かに高みにある小説だった.


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とおくはなれてそばにいて―村上龍恋愛短編選集とおくはなれてそばにいて―村上龍恋愛短編選集
村上 龍
ベストセラーズ 刊
発売日 2003-12
オススメ度:★★★★




読みやすいが、深い 2004-08-02
短編なので、比較的読み進めやすい。1つ1つの話に凝縮された想いを自分に当てはめながら読んだ。切ない気持ちとか、やりきれない気持ちとか、後悔とか・・・。やけに人間臭い恋愛ものでした。すうっと入ってきて、それが気持ちよかった。
私がとくに気に入ったのは「思い出すからね」と「マルセイユのブイヤベース」。思わず涙。
思いっきりセンチメンタルな気持ちに浸ってください。

なかなか。 2004-03-21
色々な話が詰まっていておもしろかった。
これを読んでいると「どこまでが村上龍の実体験なんだ???」と考えてしまう。
風俗嬢の話はワタシにはちょっとキツいものがあったが・・・。

別れとそれから 2004-03-13
内容は、おもしろいものもあれば、あまりおもしろく感じないものまで、さまざまだったが、多くは共感を呼ぶものであった。
「左腕だけは君のもの」がやけに印象に残っている。


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タナトス (集英社文庫)タナトス (集英社文庫)
村上 龍
集英社 刊
発売日 2004-03-19
オススメ度:★★★★




マゾヒストの解説が秀逸! 2009-05-25
ほとんどが女優を名乗る女の独白で話が進む。
最初は意味不明なことしかしゃべらないが途中からヤザキ、ケイコ、レイコ(女優)の三者のセリフを自分で語る、という形式になる。
マゾヒズムなどに関する知識などがうまくストーリーに組み込まれているように思い、自分の事が書かれているように感じた。
三部作の三番目という事に読み終わって他の人の感想などを見ようとしてから気づいた。

続きだったのかよ! 2005-09-12
 最初からこれ読んじゃったよ。
 まぁ、単独でも楽しめるようになってるとは思うんだけど、あんまり好きじゃなかった。
 文体とびょうしゃが露骨すぎて嫌。

村上龍の最高傑作 2005-05-23
「半島を出よ」なんかで驚いてる人は是非読んで欲しい。
「エクスタシー」「メランコリア」「タナトス」という順番で読むとマジにやばい。器官が壊れる音が聴こえる。90年代の村上龍は前衛的で尖ってる。今は非常に総合的な小説を書いてるけど、私はこっちの方が好きだ。


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プロフィール
HN:
ドヤ顔の人
性別:
男性
趣味:
読書(ビジネス書・小説)・ネットサーフィン・スノボー
自己紹介:
学生の頃から村上龍のファンで「コインロッカーベイビーズ」に衝撃を受け、「五分後の世界」「愛と幻想のファシズム」「半島を出よ」などの構築系の作品が大好きです。最近の龍さんの興味は経済にシフトしていますがものすごく勉強になってます。
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