Ryu's Cafe ~限りなく村上龍のことを知るカフェ~ すべての男は消耗品である。シリーズ 忍者ブログ
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その鋭い独特の視点と多彩な才能で、小説だけでなく各分野で活躍するアグレッシブな寓話作家の一人である村上龍の作品をとりあげています。

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ハバナ・モード (Men are expendable (Vol.8))ハバナ・モード (Men are expendable (Vol.8))
村上 龍
KKベストセラーズ 刊
発売日 2005-06-25
オススメ度:★★★★




とりあえずなんとかなる 2006-03-16
ハバナモードという考え方は、とてもだいじですね。圧倒的な絶望の中にあっても、とりあえずなんとかなると思ってみること。そして、ひとつ、ひとつ、目の前の障害を乗り越えていく。あまり、遠くを見すぎると、絶望的な気持ちになってしまうから。シニシズムに走る事は誰にでもできる。でも、それでは何も解決できない。

面白いか、飽きちゃうか 2005-09-06
私「これは面白かったな」。後輩「途中で飽きちゃいました」。
後輩の言うこともまんざら分からないでもありません。スタンスがどれも同じで、また途中から「勘違いされては困るのだが」という記述が何度も出てきます。似ているのです。連載をまとめたものなので、やむを得ないとは思うのですが。
だから私みたいに「なるほどー!これはこういう見方をすることができるんだ」「自分の考え方って偏ってるんだなあ!」と、いちいち新鮮な気持ちで読める人にとっては、面白い。(もしかしてアホ?)
後輩みたいに「それは分かってるんだけどな」「また同じようなこと言ってるな」「村上龍ってこういう人なんだよな」と、そっちが気になる人にとっては、退屈なのかも知れません。

ありきたりでない。 2005-08-05
村上龍さんの小説以外の作品を初めて読んだのですが、大変面白く一気に読破してしまいました。
例えばイラク問題、北朝鮮問題、小泉内閣、日本のメディアの問題点など、ありきたりでない視点から、決して批判したり罵倒したりするのではない村上さんの語り口に大変好感が持てました。


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蔓延する偽りの希望 (幻冬舎文庫―すべての男は消耗品である。)蔓延する偽りの希望 (幻冬舎文庫―すべての男は消耗品である。)
村上 龍
幻冬舎 刊
発売日 2005-03
オススメ度:★★★★




タイトル通りです。 2006-06-26
終身雇用はもう当たり前ではなくなった……
これは、いままで社会のレールの上に乗ることで安心できていたけれども、何か今は違っている、ヤバいな、と危機感を持つことは今までもありました。

村上龍のエッセイで、その「ヤバさ」が何だったか、さらにハッキリ見えた気がします。

現代人なら読むべき。読みやすいのもよい。 2006-06-25
本の内容は、盛んに言われている、現代社会では、高度成長期型人間の生き方が通用しなくなっているというもの。

人間は寂しさを抱えている生き物だというゆるぎない前提があり、その上で、誰かもしくは共同体に身をゆだねることにより、その不安の解消を得ようとしてきた。みんなと同じことをしていたら安心感も得られるからだ。

高度経済成長時代はそれでよかった。というより、誰もあまり疑わなかった。なぜなら、国を豊かにするという共通の目標もあったからだ。しかし、十分に豊かになった現在、多くの若者は気づいている。だから、フリーターが生まれるのだと。そこで、著者は、生き方として、まず自分がどうやって稼いでいくとよいかをまず考えろと言っている。集団に属していて評価される時代は終わりつつあると。国は企業を庇護し、企業は男を庇護し、男は結婚という形で女を庇護する構図が、崩れ始めている今、従来どうりの生き方を目指していても幸せはつかめない。


基本的に私も、著者が経歴を出して語っているように、集団が嫌いなタイプである。日本はみんなが同じで当たり前という社会であると日ごろつくづく感じているから。著者は、極めて当然のことを説いていると思うので読んでみる価値はあると思う。


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すべての男は消耗品である。 Vol.10 大不況とパンデミックすべての男は消耗品である。 Vol.10 大不況とパンデミック
村上 龍
ベストセラーズ 刊
発売日 2009-06-20
オススメ度:★★★




今の日本がわかる 2009-10-01
いつもながらの、理路整然とした語り口、痛快だ!日本の経済システムを的確に見て読む者にも解り易い。この消耗品シリーズも10冊目になるのか。

じゃあ、どうすればいいの? 2009-09-23
現状をある程度正しく見ている人なんだと思う。
今、日本はこうなっているということを示してもらえるのは良いことだ。
みんなが求めている。 「日本」のジャーナリストみたいな感じ。
「じゃあ、どうすればいいの?」
迷い子は、現実に気づくだけで、朽ち果てるのみか。
ここからが長い道のりだと思う。
言葉の限界にぶちあたっているようにも思える。が、これだけのことが出来るのも村上龍しかいないかもしれない。

基本であり聖書 2009-08-07
私はこのエッセイを中学生から愛読しています。 

例えば、、私はヨーロッパのサッカーが好きなのだけど、リーグが終わったこの夏の時期というのは、雑誌もウェブも、一部の人々の予想で、ほとんど埋め尽くされます。 その通りになったりするのは少ない。しかしゼロでもない。だから目を通すのだけど、言いようのない疲れを伴う。 すっ、とその疲れが晴れるのは、純粋な移籍リストを見るとき。 決定し、クラブから公表された情報だけが載るから。 そういう感じが龍さんのエッセイにはあって、もう読まざるを得ないです。 
この、なんだかどんよりとした雰囲気はどんなからくりになっているのか、それを知るためにはよいのでは。 若い子には、vol.1から読んで欲しいですね! シンプルな真実、ずばずば載ってます。


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明日できることは今日はしない―すべての男は消耗品である。 Vol.5 (幻冬舎文庫)明日できることは今日はしない―すべての男は消耗品である。 Vol.5 (幻冬舎文庫)
村上 龍
幻冬舎 刊
発売日 2004-08
オススメ度:★★★




龍さんの独り言? 2006-01-19
いつも村上龍のエッセイを読んでいて彼の独り言のように感じます。でも、時代を鋭く斬っている部分もあり、小説家の村上龍らしい・・と思わずにはいられません。

表紙の猫は村上龍に激似…。 2005-02-11
また読んでしまった…。
村上龍のエッセイは小説に較べるとやはり面白くない。
だが、やっぱり読んでしまうのである。
其れは好きな映画のメイキングを味わうような感覚に似ている。
「ついでに読んでおこう」、とか云う''なんとなく''。
いつも衝動的に買ってしまっては後悔するのだが、
読み終えると何となく気持ちがほぐされている。
其れは、作家・村上龍の人間性が愉快だからに他ならない。

この本に納められているエッセイは、
映画「KYOKO」、「ヒュウガウィルス」「希望の国のエクソダス」などの製作時期のもので、
内容は小説では僅か数行でズバリ云い切ってたようなことばかりだが、
其の小説の一文に到るまでの村上龍の思考が詳細に記されている。
先に、映画のメイキングと譬えたが、
まさに小説のメイキングを楽しめる。
数々の彼の鮮烈な小説に較べると、
こんなエッセイは書かなくても善いのではないか?
そう思いつつも、
やっぱり気になってしまうのはファンとしての性でしょうか…。
p.s.サトエリのあとがきが可愛かったです。


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プロフィール
HN:
ドヤ顔の人
性別:
男性
趣味:
読書(ビジネス書・小説)・ネットサーフィン・スノボー
自己紹介:
学生の頃から村上龍のファンで「コインロッカーベイビーズ」に衝撃を受け、「五分後の世界」「愛と幻想のファシズム」「半島を出よ」などの構築系の作品が大好きです。最近の龍さんの興味は経済にシフトしていますがものすごく勉強になってます。
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