Ryu's Cafe ~限りなく村上龍のことを知るカフェ~ 映画ビデオ・DVD 忍者ブログ
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その鋭い独特の視点と多彩な才能で、小説だけでなく各分野で活躍するアグレッシブな寓話作家の一人である村上龍の作品をとりあげています。

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出演:高岡早紀 /カルロス・オソリオ /スコット・ホワイトハースト
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発売日 2000-09-22
オススメ度:★★★★




村上龍氏監督映画の中ではベスト 2007-03-29
映画製作は大変なのだと思う。資金も手間も技術も。
いくら「書く」ことに類まれな力があったとしても映画製作、映画監督としての才能とは別のものなのだろう。

1979年:限りなく透明に近いブルー(監督・脚本)
1983年:だいじょうぶマイ・フレンド(監督・脚本)
1989年:ラッフルズホテル(監督)
1992年:トパーズ(監督・脚本)

本作以前の村上龍監督の作品は、残念ながら映画として高くは評価できない。
本作はどうか。

作家としての村上龍ファンの視点を外してみても及第点。本作以降村上龍氏は監督作品を世に出していないので、もしかしたら、「良い作品ができた」という満足感につながっているのかも。
高岡早紀さんは、もともと主演で出演予定であった女優さんの降板により代役としての出演と聞いたが、かえってよかったのでは。
この頃はまだ「魔性」ではなかったし(笑)、原作のあまりにピュアで力強い印象とは若干イメージが変わるが、他の誰かを当てはめようとしても難しい。
原作を先に読む、その後映画を見る。
ピュアでまっすぐで、とても力強い主人公の生き方を原作と映像の両方から味わうことが出来る。

村上龍氏の原作ぽくなく、少し予定調和的なところに違和感を覚えないでもないが、それ以上に「ええ 話やなあ」という思いが強い。

私にとって鮮烈で衝撃的でした。 2005-06-24
10年近く前でしょうか.. たまたま映画館で観た『KYOKO』は、私に大影響を及ぼしました。最後にながれるエスペランサという曲がすごく印象的で、今でも耳に残ってます。当時の私にとって初めて聴くような種類の音楽でしたが、この曲を聴いてるとなぜだか涙が出そうになりました。それ以来キューバは私にとって特別な国になりました。キューバに興味を持ち、ハマり、そして現在もキューバダンスをやっているのですが、全てきっかけはこの『KYOKO』です。この映画を観て私ほど影響を受ける人は少数かもしれませんが、音楽とかダンスとか主演の高岡早紀とか、とにかく良くて感動しました。

とっても感動します! 2003-11-07
米軍基地の近くに住んでいた幼少時、ある人からダンスを教えてもらい、その魅力に引き込まれ21歳になった今もダンスを続けている日本人女性KYOKOが、ダンスの師に会いお礼を言おうと一大決心で、単身渡米。紆余曲折の末、無事に会うことが出来るのですが、その後、予想もつかない数々の展開に・・視聴者は泣かずにはいられません。
KYOKO役に、深作欣二氏の「忠臣蔵外伝・四谷怪談」で日本アカデミー主演女優賞を受賞した高岡早紀さんが演じていますが、彼女自身、幼少時からクラッシックバレエをやっていたそうなので、劇中にでてくるダンスのシーンはとても綺麗で印象的です。
私自身、キューバ音楽はあまり馴染みがなかったのですが、この作品の監督・村上龍氏は、実は超〜お気に入りだとか・・。
今回!初めて村上氏の手がけた映画を見ましたが、とてもよかったと思います。


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発売日 2002-01-21
オススメ度:★★★★




よかったです 2007-07-24
オリックスのイチローは、震災後の神戸の人々の希望だったんだなぁ〜と思いました。そのイチローがメジャーへ旅立つ時の、その他のイチローさん達のストーリー。今は、メジャーで結果を出しているイチローですが、当時はメジャーに旅立つ時だたので、イチローは未知数。そしてその他のイチローさん達も未知数でした。それぞれの人たちの物語を描きながら、どこかで繋がっているという筋立てはよくありますが、自然に表現するのが難しいとおもます。でもよかったです。星は3.8です。

暴力もなく、血も流れない、誰も死なない、そんな、だけど素敵な映画 2005-03-12
 あのイチローがアメリカへ行く前の年の神戸での出来事。いずれもイチロー(多少無理もあるけれども)と名のつく人たちの、人生の分かれ目のエピソードが交差している。
 大森一樹が得意とする語り口で、「ああ、そうだよね」と思えてくる。そこが、この映画の素敵なところだろう。
 登場人物の中では市郎の娘が、実は一番しっかりしているようで、可愛い。
 ちなみに、柴咲コウが出ていますが、まったくチョイ役です。

イチローと神戸の物語 2005-02-22
イチローが神戸を発ち、メジャーに行く時に作られた作品です。
震災の数年後を舞台に豪華キャストがそれぞれのエピソードを展開し、皆がイチローの活躍に勇気づけられ希望を持つというものです。
神戸の風景がたくさん織り込まれているので、愛着がある人は特に楽しめるのではないでしょうか。


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出演:石橋凌 /椎名英姫
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発売日 2000-11-24
オススメ度:★★★★


???理想の再婚相手を求める中年男性の恐怖を描いた村上龍の小説を、アイドル映画からヤクザ映画まで多才に何でもこなす監督三池崇史が映画化したサイコ・ホラー。7年前に妻を亡くして息子と暮らしていたビデオ会社社長青山(石橋凌)は、新作ビデオのヒロイン・オーディションから再婚相手を捜そうとする。応募者のなかにいた麻美(椎名英姫)に目が止まった彼は、身元の不確かな彼女にどんどんのめり込んでいったのだが…。
???海外ではフェミニズム・ホラーとして高い評価を受けて、ロッテルダム映画祭国際批評家連盟賞、同オランダ批評家連盟賞を受賞している。しかし、見ているだけでも痛くなりそうな恐怖シーンで、「キリキリキリキリ痛いでしょう」という麻美のセリフが頭から離れなくなりそう。(堤 昌司)

海外だけの評価なの? 2008-05-07
これは商品に対するレビューではなく作品に対するレビューです。というのも、マーケットプレイス商品の値段がご覧のとおりですから購入は無理です。作品自体は、ユーチューブで2度見て、原作の小説も読みました。原作もいいですが、映画はもっといいというのが正直な感想です。タイム誌が選んだ歴代ホラー映画25作品にも日本から唯一入っているし、海外での評価は確立されているとみていいのではないかと思いますが…。一日も早く、復刻されることを切実に希望いたします。メーカーさん、どうか宜しくお願いします。って、これ作品のレビューにもなってないし。

石橋凌代表作。 2008-01-05
彼のハリウッドに於ける名刺代わりの代表作。日本よりも欧米で評価が高いというのも、もっともなグロさです。凌さんのラストはマジにすごいことになってます。正真正銘痛いです。

タランティーノも大絶賛 恐くも美しいサイコ・ホラー 2007-11-19
前半見る限りでは 普通にラブストーリー・・・だと思いきや後半ぐらいから

スプラッター・サイコホラーに様変わり 止めに顔に針を刺すわ足切断するわ首切るわって

怖すぎるわ 怖いけど「平和な日常に潜んでいる恐怖」を描けている作品だと思います

あの女の人がハマリ役で良い演技をしてました 素晴らしいと思いますが間違っても夜一人で見るのはやめてください


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出演:松田龍平 /池内博之 /斉藤陽一郎 /近藤公園 /安藤政信
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発売日 2004-05-28
オススメ度:★★★


???定期的にカラオケパーティを開いている6人の少年グループ(松田龍平、安藤政信、池内博之など)と、全員ミドリという名前のおばさん6人(樋口可南子、岸本加代子、鈴木砂羽など)が、ちょっとしたいさかいからいつしか殺しあいへと発展。しかもその武器もどんどんエスカレートしていき……。
???村上龍の同名小説を『はつ恋』『命』などの俊英・篠原哲雄監督が映画化した近未来風ノンストップ・バイレンス映画。しかし、そのテイストは一貫してブラック・ユーモアにあふれたもので、またそれらのシーンをタイトルさながら『恋の季節』『また逢う日まで』などさまざまな歌謡曲が一見何の脈絡もなく(!?)彩り、一段と不可思議な映像空間へといざなう。殺し合えば殺し合うほどお互いのグループが生き生きとし始めていくという、病める現代日本に棲息する者たちの屈折したパワーの解放がすさまじくもおもしろい。(的田也寸志)

観る人を選ぶ映画だと思うが、このチャレンジは面白い! 2009-09-20
本作はもう撮影から7年が経つが、テーマ(日本人社会の鬱積度合)が普遍的なため、古くならない。おばさんグループ(みどり会)と若者グループの度を超えたいがみ合いが、最終的に東京壊滅の事態をもたらすストーリーは、今観ても十分刺激的だ。荒唐無稽といえばそれまでだが、これを映画化した篠原組は凄いと思う。まあR15指定だけあり、血糊は多いが、いわゆるホラーチックなそれとは違うので、全体的にはブラックコメディの色合いだ。俳優陣も魅力的な配役であり、特に松田龍平、池内博之、安藤政信のキレ味は抜群だった。おばさんチームも樋口可南子、岸本加代子、鈴木砂羽らが色気ある芝居で魅せる。ナイフからピストル、バズーカから最後は原子爆弾と、お互いの武器もエスカレートするが、全体がのんびりムードで進むために「社会への挑戦」みたいな嫌味も感じない。また斎藤陽一郎、原田芳雄、鰐淵晴子らは、そのまま篠原組の大傑作「天国の本屋」出演に繋がっていくのも興味深かった。観る人を選ぶ作風であることは間違いないが、一度観ておいて損はないチャレンジフルなシャシンです。星は平均点の3つ。

昭和歌謡に導かれ 2009-01-12
 まずこういうデリケートな原作ものはいっつも、いっつもあたかも自分の作品かのように「作品を汚された!」「原作と全然違うじゃねえか!」と駄々をこねる人がいますが、もう止めて下さい。そんなの当たり前じゃないですか? 別物に決まってますよ! 決まってると分かってても文句言いたくなるのが人間かもしれませんが。 


 要はこの映画、昭和歌謡にのせて繰り広げられる若者の野郎グループと、オバサン集団「みどり会」の殺し合いです。初めは双方の途方も無さそうなギャップから物語が始まったはずなんですが、次第にこいつら似たもの同士だな、と観る人は行き着くんです。だから共食いに近いんですよ。登場人物は気付いていませんが。それが面白かった。


 お互いそれぞれの人生の中で無理に刺激を求め、無為に日々をすり減らし、「何だかなあ」という生活を送っている。それが「事件」を引き金に、「殺し合い」がお互いを生きがいを見つけたかのように溌剌とさせるんです。そんな充実ぶりを表すかのように、凶器がどんどんエスカレートしていって、最期には(笑)のような状況が待っています。尾崎氏のエンディング・テーマと相まって良い感じでした。


 ただ不満なのが、女性陣のキャスティング。何だかすれてるオバサンにしては綺麗すぎなんですけど。別に熟女好きではないですが、森尾由美とかフーミンとか鈴木砂羽はそんな役を押し付けられるほど萎びれていないと思うんですが。やっぱり「OUT」ぐらいくたびれていないと。

深くは考えずに… 2007-06-18
原作知りません。なので予備知識無しで見ましが、これは完璧な娯楽作品でしょう。バイオレンスあり、ブラックユーモアあり、エロありで何でもありですな。少年グループもおばちゃんグループも殺人を肯定しているのでR-15も然り。同性からしてみればおばはんの自慰シーンなんか見せられても萎えるだけですよ。平成生まれなので歌の小ネタも分からなかった(コスプレかYO!)。オチを見てるとギャグにも見えてきた。作品としては大好きですが。
私は未成年なのでどうしても少年グループに感情移入しそうになるが、大人からみた現代の若者の恐さが表現されていると思う。顔もよくて一見好青年のスギオカ君がささないなことでキレる様はそれの真骨頂だろう。また、生き残ったイシハラ君が多分無学だろうにたった一人で原爆を完成できたのは「子供の未知の可能性」という正の部分と「目的の為には手段を選ばない」という負の部分の皮肉だと思うが考えすぎか?原爆を完成させてその周りを自転車で旋回しながら熱唱する様子はインパクトがありすぎ。
あの後、イシハラ君はどうなったんだろう?もし死んでしまったのなら、あの世で皆とまたバカやってそうだなぁ…。


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出演:庵野秀明 /村上龍 /仲間由紀恵 /渡辺いっけい /浅野忠信
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発売日 1998-11-27


???アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』でセンセーションを巻き起こした庵野秀明監督が、村上 龍の原作を得て初めて実写映画に挑戦した。ヒロインは、16歳の女子高生たち。
???水着を買いに渋谷へ出かけた裕美(三輪明日美)は、店頭で見かけたトパーズの指輪がどうしても欲しくなる。所持金が足りないので、いやらしい中年オヤジと一緒にカラオケで歌ったり、オタクっぽい青年とレンタルビデオに行ったり、ときには危ない目にも遭いながら、援交で金をもらっていく。
???小型ビデオを駆使して裕美の主観を多用したざらざらした映像が渋谷の街を、そして彼女の心をとらえている。ラストで『あの素晴らしい愛をもう一度』が流れるなか、どぶ川を進んでいく4人の少女の姿は勇ましくもあり痛ましくもある。裕美の友人に仲間由紀恵、希良梨、工藤浩乃。数あるコギャル映画のなかでも最も彼女たちの真実に触れることができた傑作だ。(堤 昌司)


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プロフィール
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男性
趣味:
読書(ビジネス書・小説)・ネットサーフィン・スノボー
自己紹介:
学生の頃から村上龍のファンで「コインロッカーベイビーズ」に衝撃を受け、「五分後の世界」「愛と幻想のファシズム」「半島を出よ」などの構築系の作品が大好きです。最近の龍さんの興味は経済にシフトしていますがものすごく勉強になってます。
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