Ryu's Cafe ~限りなく村上龍のことを知るカフェ~ 映画ビデオ・DVD 忍者ブログ
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その鋭い独特の視点と多彩な才能で、小説だけでなく各分野で活躍するアグレッシブな寓話作家の一人である村上龍の作品をとりあげています。

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だいじょうぶマイフレンド [DVD]だいじょうぶマイフレンド [DVD]
出演:ピーター・フォンダ /広田玲央名 /根津甚八 /渡辺裕之 /研ナオコ
キティフィルム
発売日 2005-04-22
オススメ度:★★★




飛べなくなったスーパーマンの物語 2007-10-12
原作は出版されてすぐに読んで、映画化されるという話を聞いて、ピーター・フォンダが出演したという話を聞いて、それから相当の時間が過ぎて、ようやく見ることができました。やっと見れた、という思いとやっぱりこの程度であったか、という気持ちもあります。これも原作者による監督作品で、既に何本か同じ組み合わせの作品をご覧になっている方には、大体同じような作り、という説明で足りるかと思います。もう少し言うならば、原作者が監督を行うと、自由に作り変えていって、言わばもうひとつの物語が生まれるという面白さがある一方で、所詮演出は素人っぽく、学園祭で上映される自主制作映画のような印象です。出演のピーター・フォンダを口説くのに「飛べなくなったスーパーマンの物語」と説明すると笑顔になって話を聞いてくれたというようなコメントがあったのを微かながら覚えています。年老いたイージー・ライダーが何といってもこの映画を支えています。彼がいなかったら映画化もしなかったのではないかな、という感想を抱くほどハマリ役です。村上龍の文字以外のツールで書かれた文芸作品と受け止めたいと思います。ピーター・フォンダのファンの方、村上龍作品のファンの方にはオススメできます。

豪華出演者を活かしたか? 2005-06-05
ダンスする広田玲央名がなぜだか裸で登場のオープニングは吃驚ハプニングか?村上龍原作で監督も彼(察して知るべし)。音楽に桑田佳祐や坂本龍一など。脇を固める面子もタモリや研ナオコ、根津甚八など豪華。というよりも主役?のスーパーマン(ゴンジー・トロイメライ)がピーター・フォンダですからね。もう普通の映画に飽き足らないアナタ!!!!見逃せませんよ。冒頭でスーパーマンが墜落したホテルのプールは、沖雅也が涅槃に旅立った京王プラザというのも何かの縁。トマト嫌いの貴方に見ていただきたいイイ映画。


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69 sixty nine プレミアムセット [DVD]69 sixty nine プレミアムセット [DVD]
出演:妻夫木聡 /安藤政信 /金井勇太 /太田莉菜 /井川遥
東映
発売日 2004-12-21
オススメ度:★★★★


???1969年の長崎県・佐世保。高校3年生のケンは、憧れの学園のマドンナに近づきたいがために、ロックコンサートや映画、演劇を総合したフェスティバルを開くことを決意。友人のアダマやイワセらを巻き込んでいく。だがそのいきかがり上で、高校の全共闘の面々と共に高校のバリケード封鎖をすることになってしまうのだった…。
???主人公の行動がすべて“女のため”というのがいい。しかも69年が舞台になっているのに全然古めかしくないのもいい。妻夫木聡と安藤政信の高校生になりきった演技がいい。まさにどこを切っても“いい”づくし。全編文句ナシの小気味良い青春グラフィティに仕上がっている。たとえ時代が変わっても若者のおバカなノリは一緒。そういう意味で老若男女誰もが楽しめる傑作だ。観て絶対に損なし。(横森 文)

夢オチっぽいラストも効いてる佳作 2008-09-28
李監督のメジャー第1作はクドカンの脚本を得て、溌剌とした魅力溢れる一作となった。時代性も手伝ってアメリカンニューシネマのような趣なのがよい。冒頭のタイトルクレジットはまんま「007」だが、何となく本家に比べてチープ感を醸し出しているのも魅力の一端だろう。学生運動や自己批判みたいな精神は「光の雨」でよく描かれているが、本作のきっかけはヒロインへの恋心であり、またバリ封さなかの下痢騒ぎなど、これら重いテーマを一掃するハチャメチャさは本当に観ていて痛快である。佐世保ロケなのにあまり佐世保感がないのは李監督の特性かもしれない。「フラガール」でもそうだったが、この監督は背景などどこでもよいのだろう。その分、俳優の魅力を全面に出す撮り方は一級品だ。主役のふたりは序盤、全く高校生に見えないが(笑)考えてみれば「タイヨウのうた」の塚本高史も映画終盤ではそれっぽく見えていたし、本作も充分合格点だろう。特典ディスクは舞台挨拶や特番が中心で、これはイマイチだった。作品は星4つ。

史上最高のオバカ映画 2007-02-27
何度観ても笑えるんです!!妻夫木聡ってこういう役すごいあう。「ジョゼと虎と魚たち」だの「春の雪」だのドロドロの恋愛なんて似合わない。どうでもいい恋愛モノはそこらのイケメンに任しときゃいい。妻夫木にはまだまだオバカな若者やっててほしい。窪塚洋介もなかなかいい役者だったが妻夫木は顔がカワイイぶん窪塚をぬいてるとおもう。映画自体ふざけててキャストもなかなか…小日向文世や岸辺一徳のキャラも最高。井川遥がチョイ役で出てきたり笑える父親をカッコイイ柴田恭兵が演じてたり俳優陣おしみなくつかってます。69年の音楽やTVをふんだんにつかってて完成度の高い作品だと思います。

タイミング。 2005-01-28
原作とうまく切り離して観ることができれば、面白い。
タイミング悪く、原作と混同してしまうと、どうかなぁ。


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ラブ&ポップ 特別版 [DVD]ラブ&ポップ 特別版 [DVD]
出演:三輪明日美 /希良梨 /工藤浩乃 /仲間由紀恵 /浅野忠信
キングレコード
発売日 2000-01-01
オススメ度:★★★★


???アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』でセンセーションを巻き起こした庵野秀明監督が、村上 龍の原作を得て初めて実写映画に挑戦した。ヒロインは、16歳の女子高生たち。
???水着を買いに渋谷へ出かけた裕美(三輪明日美)は、店頭で見かけたトパーズの指輪がどうしても欲しくなる。所持金が足りないので、いやらしい中年オヤジと一緒にカラオケで歌ったり、オタクっぽい青年とレンタルビデオに行ったり、ときには危ない目にも遭いながら、援交で金をもらっていく。
???小型ビデオを駆使して裕美の主観を多用したざらざらした映像が渋谷の街を、そして彼女の心をとらえている。ラストで『あの素晴らしい愛をもう一度』が流れるなか、どぶ川を進んでいく4人の少女の姿は勇ましくもあり痛ましくもある。裕美の友人に仲間由紀恵、希良梨、工藤浩乃。数あるコギャル映画のなかでも最も彼女たちの真実に触れることができた傑作だ。(堤 昌司)

けっして万人受けはしない名作映画。 2007-04-18
好きだなあ、こういうの。あきらかに万人受けはしない、庵野監督にしか作れない暗くて狭いどうしようもない映画。

エヴァの心理描写的なシーンが好きだった人は、この映画も気に入るのではないだろうか。私がそうだったから。好きな人にはたまらないものがある映画だ。

主人公の女の子を買ったいかにも気持ち悪いオッサンが良かったね。あのしょっちゅう唾を吐いていた不潔なヤツ。庵野監督の悪趣味な部分がよくでていた、庵野監督らしいキャラ設定だと思った。あんなヤバいヤツは普通の映画ではなかなかお目にかかれないから。この映画ならではの良さだね、あいつの存在は。

浅野忠信も良かったなあ。カッコいいのに、性格は暗くて変質者的で、たまらないものがあったね。キャプテンなんとかにずっとモザイクをかけていたのは、画期的な演出だと思った。ヤバさを助長していたね。

映画のラストらへんで、主人公の女の子がひとり喋りしていた「冷蔵庫の中にいた犬を抱きしめてやると〜」みたいなポエムがすごく印象に残ったね。感動した。あのポエムでこの映画は結局のところ、明るい希望のある作品になったのだと思った。

面白い。 2006-03-22
笑えるくらいに主人公に華がないこの映画は、それでも実に面白い仕上がりになっている。
監督は確かに上手い。
実写だろうがアニメだろうが関係なく、映像表現を「魅せる」力がこの人にはある。
また、浅野忠信の出演が、この映画をワンランク上のものにしている。
あの役をできる日本人俳優って、いないよなぁ。
また、版権の関係で入るピーという放送禁止用語削除音が映画の中で聞こえるのが面白かったです。
普通はアメリカのテレビで放送禁止用語を消すためのものなのに、それをあえて映画で使っちゃうところに遊び心を感じました。
良作だと思います。



村上龍が監督するより良い映画でしょう… 2004-03-12
それにしても、今見ると、仲間さんが若すぎる。びっくりした。水着シーンにもびっくりで…。
しかも、援助交際が犯罪となった今、少し懐かしさを感じますが、内容は色あせていない。天下人のように傲慢な渋谷の女子高生にとっても焦燥感はあるし、誰もがそれをわかっていながら、他人との会話を求めているし、傷を持っている。
浅野忠信の役はもちろん重要だが、その優しさを主人公に告げるホモの親父(携帯の持ち主)の存在が忘れられない。
また、エンディング「あの素晴らしい愛をもう一度」が際立ってよい。
まだ見てない人には是非見て欲しい。


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???1969年の長崎県・佐世保。高校3年生のケンは、憧れの学園のマドンナに近づきたいがために、ロックコンサートや映画、演劇を総合したフェスティバルを開くことを決意。友人のアダマやイワセらを巻き込んでいく。だがそのいきかがり上で、高校の全共闘の面々と共に高校のバリケード封鎖をすることになってしまうのだった…。
???主人公の行動がすべて“女のため”というのがいい。しかも69年が舞台になっているのに全然古めかしくないのもいい。妻夫木聡と安藤政信の高校生になりきった演技がいい。まさにどこを切っても“いい”づくし。全編文句ナシの小気味良い青春グラフィティに仕上がっている。たとえ時代が変わっても若者のおバカなノリは一緒。そういう意味で老若男女誰もが楽しめる傑作だ。観て絶対に損なし。(横森 文)

面白いです。懐かしいです 2009-12-29
これ面白いです。懐かしいです。  いやちょっと世代違うな・・・
70年代生まれの自分としては,60年代に少しだけコンプレックスがあるのです。こんな時代に戻れたらいいななんて,たまに思いません?

クッソガキ。 2009-03-13
ノリだけでどこまでも突き進んでいける、青春の物語。爽快度120%。
この映画を見る多くの人にとって、69年は懐かしさや恥ずかしさいっぱいの時代だろうけど、そんな今を生きる彼らは「時代なんて関係ないったい!」とばかりに思いつきや妄想をエネルギーに変えて躍動感たっぷり。クドウなんとかって、笑い飛ばせない現実を避けて脚本を書き、ウケを狙ってしかもうまく持ち上げられちゃったところが自分はキライですが、この脚本に限っては69年をあえて「今」感でしか語らないところが痛快さを引き立てて成功していると思う。
すべてを笑い飛ばせるだけのエネルギーがあった頃の、ウソのようなホントのような物語。

よかやっか 2008-12-25
楽しくて、飛び出したくなる映画です。
みんな、興味もってるけど、なかなか恐くて手が出せない。そんな事をやってのけるのが、彼らなのです。「バカだろうが、狂っていようが、楽しんだもの勝ちだ。恐かったら逆に、飛び込んでしまえ。」っていう感じです。エネルギーが凄く伝わってきます。

レトロな音楽も、世界観に合っています。やっぱ、岸部一徳はおもしろいです。


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出演:三輪明日美 /仲間由紀恵 /希良梨 /吹越満 /浅野忠信
キングレコード
発売日 2003-07-24
オススメ度:★★


???アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』でセンセーションを巻き起こした庵野秀明監督が、村上 龍の原作を得て初めて実写映画に挑戦した。ヒロインは、16歳の女子高生たち。
???水着を買いに渋谷へ出かけた裕美(三輪明日美)は、店頭で見かけたトパーズの指輪がどうしても欲しくなる。所持金が足りないので、いやらしい中年オヤジと一緒にカラオケで歌ったり、オタクっぽい青年とレンタルビデオに行ったり、ときには危ない目にも遭いながら、援交で金をもらっていく。
???小型ビデオを駆使して裕美の主観を多用したざらざらした映像が渋谷の街を、そして彼女の心をとらえている。ラストで『あの素晴らしい愛をもう一度』が流れるなか、どぶ川を進んでいく4人の少女の姿は勇ましくもあり痛ましくもある。裕美の友人に仲間由紀恵、希良梨、工藤浩乃。数あるコギャル映画のなかでも最も彼女たちの真実に触れることができた傑作だ。(堤 昌司)

援助交際したことがない監督の援助交際の映画 2006-08-03
健全な少年が映画撮ったんでしょう

その証拠は特にそういうのが分からない自分が見ても、十分想像できるもの、考え付きそうなこと想定範囲内のものしかフィルムにはないからだ

悪い意味ではないですが、斬新という言葉は物語には見えてこずカメラワークに見える・・

カメラが普通の映画にはないとこにある

女子高生の足から見た世界とか電子レンジの中にカメラおいてみたり

そして一つ一つが事件だと思うけど事件を取り扱う映画の中には具体的な解決策や問題点を一向に提示せずただただオシャレに見せてちょっと感動入れて終わらそうとする監督がいる中で、この作品はその点、まともだと思った(これ見てストップする人も絶対いるから)

そこまで楽しめる作品だったともいえないが・・

一個一個のエピソードであまりに気分が窮屈になりどんよりし家族でもいてたとしたら終わりだなこりゃと思わせるシーンがあるので気をつけなければならない

浅野忠信が相変わらずおもしろいなと思った

俺にはアニメ雑誌なんか要らない 2004-02-09
アニメファンが、アニメと比較したレビューなんか痛々しくて読んでられない。自分は村上龍原作の映画が好きなのだが、前作『トパーズ』の映画を観て落胆したので、今度こそは、という気持ちで『トパーズII』であるところの本作を観た。そういえば1997年の渋谷は、世間はこうだったなという思いで、くるくると変わる不安定な映像を観た。でも、主人公たちの行動や気持ちはとてもストレートに伝わってきた。『あの素晴らしい愛をもう一度』が流れるラストでは、心の中で拍手を贈った。これはひじょうにストレートかつ意欲的な青春映画だ。そして村上龍の世界だ。
ただ、映像特典は蛇足だったと思う。

2004年に見直してみたら 2004-02-08
この映画を最初にリアルタイムで見たときにはとても陳腐な作品だなあと切り捨てていました。女子校生も風俗産業も日進月歩で進化している今、DVDが発売されて改めて見ました。当然映画の中に描かれている状況設定は古いものになっていますが、女子高生が周りの状況に翻弄されながらも、それなりに一生懸命に生きている姿が浮かび上がってきて、何だか感動してしまいました。この映画で言いたいことが、ラストの目黒川を延々歩くワンカット長回しシーンにすべてが集約されているのが今回見直して痛いほど伝わり胸がジーンとしました。「バウンスコギャル」と並んで、都会派青春ドラマの佳作といえるでしょう。公開時言われた映像のカメラワークなども、今見ても面白いです。


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プロフィール
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読書(ビジネス書・小説)・ネットサーフィン・スノボー
自己紹介:
学生の頃から村上龍のファンで「コインロッカーベイビーズ」に衝撃を受け、「五分後の世界」「愛と幻想のファシズム」「半島を出よ」などの構築系の作品が大好きです。最近の龍さんの興味は経済にシフトしていますがものすごく勉強になってます。
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