Ryu's Cafe ~限りなく村上龍のことを知るカフェ~ イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫) |村上 龍 忍者ブログ
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その鋭い独特の視点と多彩な才能で、小説だけでなく各分野で活躍するアグレッシブな寓話作家の一人である村上龍の作品をとりあげています。

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イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)
村上 龍
幻冬舎 刊
発売日 1998-08
オススメ度:★★★★




ショック!心臓の弱い方は読まない方が・・・ 2008-09-20
グロイ描写上手い!おかげで読んでる最中キモチ悪くなりました。けど止められない 止まらない。
これ面白いよ。でも子供には読ませられない。

才ある人は特有の「アンテナ」を持っているんだろうなぁ・・・。 2008-08-29
多くのレビュアーの方々が指摘されているとおり、この作品は例の神戸児童連続殺傷事件が起 こり、そしてそれがすべて14才の、大人からすれば無垢なはずの存在によってすべて引きおこ された事件であるのが判明するまでの、その同時代に読売新聞上で連載されていた。
僕はどこかで聞き間違えてて、事件が起きた後に村上龍がこの作品を思いついて、作品に具現 化していたのかと思っていたのであるが、そうではないらしい。単行本あとがきによると、こ の小説の核心部分の一つである、例のフランクの殺戮シーンの合間に現実では神戸で事件は起 き、フランクが自身の半生をケンジに語っている最中に14才の少年が犯人として捕まったのだ という。

起きた事件そのものを、後から何らかの脚色をして作品を表現するのはある意味簡単なことで ある。でもしかしそれは、その事件の表層しかとらえられないのではないだろうか。突き詰め れば問題は、そのような事件が起こった社会の方にあるのであって、事件はその社会の中でアウトプットされた、剰余に過ぎない。
僕らが思っている以上に、事件は起きる前に終わっている。それはプロセスではなくて、結果なのである。

それだけに、そのプロセスそのものを、社会がどのようにうねり、どのような軋みをあげているかを、的確に捉えることは難しい。
でもまれに、それが知らぬ間に出来る人がいるのだと思う。
それができるのが村上龍であり、そのことが偶然にも起きたのがこの『インザミソスープ』に おいてなのだと思う。
カンブリア宮殿の彼しか知らない人には、この作品も手に取ってみて欲しいと思う。

鳥肌 2007-11-14
寝る前にちょっと読もうと思ったら、眠れなくなった。
村上龍を好きになるきっかけとなった本。


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プロフィール
HN:
ドヤ顔の人
性別:
男性
趣味:
読書(ビジネス書・小説)・ネットサーフィン・スノボー
自己紹介:
学生の頃から村上龍のファンで「コインロッカーベイビーズ」に衝撃を受け、「五分後の世界」「愛と幻想のファシズム」「半島を出よ」などの構築系の作品が大好きです。最近の龍さんの興味は経済にシフトしていますがものすごく勉強になってます。
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