Ryu's Cafe ~限りなく村上龍のことを知るカフェ~ 忍者ブログ
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その鋭い独特の視点と多彩な才能で、小説だけでなく各分野で活躍するアグレッシブな寓話作家の一人である村上龍の作品をとりあげています。

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無趣味のすすめ無趣味のすすめ
村上龍
幻冬舎 刊
発売日 2009-03-26
オススメ度:★★★




「世間」の捉える「趣味」と村上龍の示す「リフレッシュ」の違い 2010-01-10
一見差はない。村上龍のテニスは「趣味」と捉えられるかもしれない、一般的には。

大事なことは、その「趣味」と呼ばれる行動に至る理由である。

「趣味」は到達点も目的も無い。そのようなものに時間を浪費する事を問うものであろうと考える。

・refresh - to make SB feel less tired or less hot

・hobby - an activity that you do for pleasure when you are not working


例えば一人で行う「読書」、という行為は趣味と成り得るのか。

「読書」を趣味と宣言している人間は少なくとも「読書」によって得た知識を他人に話すことを前提として読書をしているのではないだろうか。

読書つまり本を読む行為に至る目的を再考する必要があるのではないだろうか。

盆栽にしても同様である。盆栽家と盆栽が趣味という人間の違いは、「逃げ」があるかないかではなかろうか。

「仕事には生きがいを感じませんが、盆栽には自己を満足させる充足感を得ることが出来るのです。」

盆栽家に「逃げ」もクソもない。盆栽家は盆栽を育てることがworkだからである。

鰹の一本釣り漁師は、釣りが決して趣味では無い筈である。釣りは「スキル」であって「趣味」ではない。

自分は「釣り」をするが、「趣味」ではない。低予算で美味な食材を得る為のスキルである。従って「チヌ釣り」に興味は無い。


 仕事に充実感を得ている場合、本質的な趣味は生まれない。「趣味」を作る必要性が無いからである。

「リフレッシュ」に喜びや新たな価値観を見出すことは求められない。リフレッシュは「仕事」を効率化する為のツールに過ぎない。

そして、「リフレッシュ」は個人である。決して集団ではない。団体行動を伴うものではない。


「趣味」を匂わせる「同好会」「サークル」は時間の浪費である。だがリフレッシュは必要だ。

身も蓋もない内容だが、本質を突いている本 2009-11-21
様々なことに対して、村上龍の考えが綴られている。


書かれている内容は、身も蓋もないが、物事の本質を突いていると思う。


「高級なメモ帳と万年筆を持っていたとしてもその人が情報に飢えていなければ意味がない。」

という下りを読んだときはドキっとした。


自分は情報収集や管理を目指して、手帳やその他の道具に凝ったり、色々なノウハウを試してみた。

しかし、なんとなく上手く実践できず、次々と新しいノウハウを試したり、道具を買い替えていた。


自分にピッタリ合うノウハウや道具があるはずだと思っていた。


しかし、それは間違っていることに気づかされた。

自分が何のために情報を集めるのか、その情報で何をしたいのか。

そういうことをはっきりさせることが大事なことだと気付かされた。


その他の章でも、目に見える事象ではなく、その裏に潜む本質を突いていると思う。


色々と努力しているのだけれど、いま一つ手応えを感じられない、煮詰まっているという

人は読んでみたらよいと思う。

現実に対しての向かい方の違い 2009-10-25
村上龍氏は作家であり、経済学者でもなければ、コンサルでもない。


膨大な取材をしたうえで、考え、書き、削り、追加して、齟齬がないように、

文章を組み立てる(それこそ建築家のように)人なのだ。


だから経済がどうこうや、部下と上司の関係うんぬんについては、

専門家が分析したことではない。


村上春樹氏とライバル(本人はそうは思っていないという)と評されるくらい、

世の中に影響力のある売れる本を「作品群」として出してきたのだ。


そのくらいの仕事をしてきた人による、職業観(品格や美学や、上司や部下など関係ない。

仕事は完遂すべきもの。必要な有意義なオフなどはウソである)を読むことが大事である。




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ラブ&ポップ [VHS]
出演:庵野秀明 /村上龍 /仲間由紀恵 /渡辺いっけい /浅野忠信
キングレコード
発売日 1998-11-27


???アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』でセンセーションを巻き起こした庵野秀明監督が、村上 龍の原作を得て初めて実写映画に挑戦した。ヒロインは、16歳の女子高生たち。
???水着を買いに渋谷へ出かけた裕美(三輪明日美)は、店頭で見かけたトパーズの指輪がどうしても欲しくなる。所持金が足りないので、いやらしい中年オヤジと一緒にカラオケで歌ったり、オタクっぽい青年とレンタルビデオに行ったり、ときには危ない目にも遭いながら、援交で金をもらっていく。
???小型ビデオを駆使して裕美の主観を多用したざらざらした映像が渋谷の街を、そして彼女の心をとらえている。ラストで『あの素晴らしい愛をもう一度』が流れるなか、どぶ川を進んでいく4人の少女の姿は勇ましくもあり痛ましくもある。裕美の友人に仲間由紀恵、希良梨、工藤浩乃。数あるコギャル映画のなかでも最も彼女たちの真実に触れることができた傑作だ。(堤 昌司)


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プロフィール
HN:
ドヤ顔の人
性別:
男性
趣味:
読書(ビジネス書・小説)・ネットサーフィン・スノボー
自己紹介:
学生の頃から村上龍のファンで「コインロッカーベイビーズ」に衝撃を受け、「五分後の世界」「愛と幻想のファシズム」「半島を出よ」などの構築系の作品が大好きです。最近の龍さんの興味は経済にシフトしていますがものすごく勉強になってます。
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