Ryu's Cafe ~限りなく村上龍のことを知るカフェ~ 忍者ブログ
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その鋭い独特の視点と多彩な才能で、小説だけでなく各分野で活躍するアグレッシブな寓話作家の一人である村上龍の作品をとりあげています。

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カンブリア宮殿 村上龍×経済人II (日経スペシャル)カンブリア宮殿 村上龍×経済人II (日経スペシャル)
村上 龍
日本経済新聞出版社 刊
発売日 2008-02-26
オススメ度:★★★★




学生ですが、1が面白かったので買いました 2009-11-22
全出演者?を書くと、
堀場製作所       堀場 雅夫さん
連合          高木 剛さん
三鷹光器        中村 義一さん
ソニー         出井 伸之さん
キリン         加藤 壹庚さん
日本レストランシステム 大林 豁史さん
ジュンク堂書店     工藤 恭孝さん
TOTO          木瀬 照雄さん
日本交通        川鍋 一郎さん
ファンケル       池森 賢二さん
小林製薬        小林 豊さん
バイ・デザイン     飯塚 克美さん
日本香堂        小仲 正久さん
テンプスタッフ     篠原 欣子さん
株式会社ポケモン    石原 恒和さん
くらコーポレーション  田中 邦彦さん
イセグループ      伊勢 彦信さん
キーエンス       佐々木 道夫さん
築地魚市場       鈴木 敬一さん
バンダイナムコ     高須 武男さん
グーグル        村上 憲郎さん
ローソン        新浪 剛史さん
吉野家         安部 修仁さん

と、今日の経済界を代表するメンバーが出演なさってます。
内容も書きたいのですが、今回はこの辺で…

個人的には前回より遥かにパワーアップの印象 2009-09-06
本書は、財界人の成功者を主にインタビューした構成だが、 本作は前作と違って曰く付きの人間が数人登場する。
その中の筆頭が、ソニーショックの戦犯とされる出井伸之氏だ。
ポジティブな番組にしたいという村上氏の意向が本番組にはあり、 刺激的な質問は避けられる事となったが、出井氏の歯切れの悪さは抜群であり、 その点が凄く印象に残った。これは恐らく、同書を手に取った人は殆どそうであったのではなかろうか。
彼に何を見るかが、同書のキーポイントである事は間違いない。

成功経験と言うのは、いつの時代でも古典的要素が強いと言えるが、出井氏の回はその点とても現代的だと言える。
全体的に村上氏の鋭さでもなければ知識の豊かさでも無い、 または質問のシャープさでもない、なんというか人間的な凄さが際立つ。
村上氏の中にある何か獲るものが無ければ意味が無いというサービス精神は、 やはり強いのだと感じた。

成功への共通した階段 2008-10-13
 「平成のカンブリア紀」の経済人を迎えたトークライブ番組である「カンブリア宮殿」の書籍化第2弾。クローズアップされる業種も多種多様であれば,登場してくる成功者達の人物像も多種多様。TVで見た方が臨場感があって楽しいけれども,こうやって活字でじっくり読んでみると,TV視聴時には多種多様と感じていた成功への階段も,実は共通した一本の同じ階段に見えてくるから不思議。

 本巻で心に残った件(くだり)は,

―吉野家ホールディングス社長―

「どんなに小さなことでも,その役割を全うすると次の世界が見えてくると思うんです。」

―堀場製作所最高顧問―

「フィーリングで「何となく面白くないな,この仕事」と思っているだけで,実は一度も本気でやったことがない。」

―ファンケル名誉会長―

「業界に首までどっぷりつかっている人は,その常識のなかに埋没してしまっているので,新しいことが見えないんです。」

 …等。

 その言葉の背景にある,気が遠くなるような努力と謙虚でひたむきな姿勢,それが成功する秘訣なのだという,まさにミもフタもない事実を目の前に突きつけられる。どこぞの自己啓発本などよりもよっぽど健全で正しい方向へとモチベーションUPできる良書である。


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美しい時間 特別書き下ろし小説(ケース入り2分冊)美しい時間 特別書き下ろし小説(ケース入り2分冊)
村上 龍 /小池 真理子
ベストセラーズ 刊
発売日 2006-11-21
オススメ度:★★★★




大人におすすめします。 2007-03-04
小池真理子さんのファンなので、この本を手に取りました。
でも何故か村上龍さんの「冬の花火」のほうを興味深く読みました。
主人公の知人の死の真相が、わたしには最後までよくわからなかったのですが、 それはそれでいいかなと思わせるほど、大人な小説です。
全体に流れている、この年代でしか理解できないさみしさ、つらさを描いています。
50代、60代になってから読むとまた違った理解の仕方があるかと思いました。

小池真理子さんの作品はすべて読んでいますが、 この不思議な長さの小説は中途半端な感じがしました。
いつもの切ない長編か、小気味の良い短編か、 どちらかであったなら納得がいったのですが。

美しい本。 2007-01-14
美しい本です。小説自体が良いだけでなく、本文に雰囲気を表現したカラー写真や絵が多数使われており、淡いブルーとピンクの表紙も美しい。軽いしソフトカバーで持ちやすく、別の方も書かれているとおりコーヒー片手に飲みながら読める造本。中身を読む前に本づくりのこだわりを感じて嬉しくなりました。

小池真理子さんの『時の銀河』は、一場面一場面の情景とその展開がショートフィルムのように心地良く流れていきます。登場人物の心理や気分、その場の空気感が伝わってくる、とでも言えばいいでしょうか。ほろ苦さや切なさに満ちていながらも、ガラス窓の外に「青白く透明な月の光が射している」ように、これからも続いていく“美しい時”への予感を湛えた一作。

村上龍さんの『冬の花火』は、ワインやステッキや料理などこまごました情報量が多めで、個人的にはもっとシンプルで良いのに、と思ってしまいましたし微妙に浅薄な印象を受けましたが(それで星一つ減らして4つ)、それはそれで味わいもある佳品でした。

コーヒー片手に… 2006-12-01
ネスカフェゴールドブレンド25周年記念キャンペーンのために書き下ろされた二つの恋愛小説。村上龍氏の男性の視点で書かれた恋愛と、小池真理子氏の女性の視点での恋愛。どちらも中高年を主人公にすえ、人生を振り返りつつ、でも未来をも予想させる渋い仕上がり。
どちらもコーヒー1杯を飲み終えるまでに読破できる、手軽な書といえます。

素敵な絵や写真もちりばめられて、ゆったりとした時が過ごせる事請け合いです。価格はちょっと高いと思うのですが、お洒落な装丁にまあ、こんな本があってもいいなと、自分を納得させた次第。


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案外、買い物好き案外、買い物好き
村上 龍
幻冬舎 刊
発売日 2007-11-22
オススメ度:★★★




楽しめました 2008-05-29
他のレビュアの方も仰っている通り「案外」どころか「相当」買い物好き、ということが分かります。
作家による買い物エッセイでは林真理子さん、森瑤子さんなど あげられると思いますが、林さんよりは森さんに近い印象。
とんでもない大人買い、とんでもない量を買い、 とんでもない金額を払っている。
林さんのエッセイではそこに食傷、辟易してしまったのだけれど、 不思議と龍さんのエッセイではそれは感じません。
なぜでしょう?

値段が分からないまま買って「このTシャツが1枚 ○○円?」なんてやっている。
ま、私じゃやらないし、出来ないな、と思わせられる買い物を 読む分には楽しいです。
サッカーや中田英寿さんの話題がたくさん出てきますが、 そのへんは不調法であまり分かりませんでした。
女性よりは男性が読んだ方が楽しめると思います。
女性の私でも十分楽しめましたが。

世界各地で「大人買い」をしている気分を味わえます。 2008-04-27
○読み始めたきっかけ
村上龍の経済関係の書籍が好きでよく読みます。小説はテイストが合わないので 苦手です。以前、講演会で本人を見る機会があったのですが、その時に物事を率直 に言う姿勢に好感が持てました。

○心に残る言葉
・長袖の青いシャツが、お洒落の基本・・・私も休日用のシャツが欲しくなりました。
p.91 小物や置物が、単に装飾のためでなく旅の記憶を喚起することに初めて気がついた。
p.191 真に裕福なアメリカ人は、インターネットなどやりたがらないものらしい (マウイにて)。

○どんな人に読んでもらいたいか。
まさに「大人買い」の極致でしょう。欲しかったら、値段にかかわらず買うという 姿勢。買う店を決めて、そこで集中して買うというのはいいですね。私も気に入った ブランドやシャツなどは複数の色を同時に買うこともあります。
日曜日の午後にお風呂に入りながら、窓を開けてお気に入りの音楽をかけてのんび り読むのに適した本です。読みながら世界各地で大人買いをしている気分を味わえます。

ペルージャのブローチ 2008-03-16
「半島を出よ」ファンにとっては、この本の「穴が空いているセーター」を読むと、何とも感無量な気分を味わうはずだ。そして、この秀逸な科学論文と人類を救う詩を足して2で割ったような小説を書き、一方で、3000ユーロのシャツ代請求額に「ぼられている」かもしれないと思いつつそれを聞きただせないまま震える手でクレジットカードを差し出す村上龍という人が大好きだ、と思ってしまう。村上作品を読むと作品毎に必ず鮮明に印象に残るモノがある。この本では、ペルージャの骨董市で買ったというブローチだ。今は村上氏の仕事机の上に置かれているというそのブローチ、いつか見てみたいなあ。あと、150ユーロの特別扱いのTシャツは、「買い物の神」に見放されないようにするためにも、一枚くらいは読者プレゼントにすべきと思います。


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カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言 (日経ビジネス人文庫)カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言 (日経ビジネス人文庫)
村上 龍
日本経済新聞出版社 刊
発売日 2009-02
オススメ度:★★★★




全てが栄養 2009-09-06
テレビで紹介された経済人の人たちの言葉が、画像で流れた以上に文字にして読むと重く受け止められます。 それぞれの経済人の一言が勇気を与えてくれます。気に入った言葉にマーカーをしていたら、ほとんど色だらけになってしまいました。

仕事に悩んだら、ぜひ読んでください。

TV放送の副読本としてはいいかもしれませんが。 2009-04-23
一人ひとりのページが少ないためかなり要約された感があります。
TV放送を見た上で読むのなら良いのですが、私の住む地域では放送されていないので本だけでは物足りないですね。
内容がとても深く読んでいてワクワクするのにもう終り??といった感じです。

村上龍のまえがきがいい 2009-03-17
最も心に響いたのは、著者である村上龍の「まえがき」である。

企業の成功をただ賛美するのではなく、その人ならではの物語を導き出そうとする作家ならではの視点がそこにある。こうした製作側の思いを知ることで放送の見る目も変わる。

各社長の言葉はそれぞれ印象深いが、より多くの言葉を集めるため一人当たりのページ数は少なく、断片的な感は否めない。それでも語られる言葉の中に、多くの努力の跡があることを思わずにいられない。

放送で見たものは、そういうシーンがあったなと思いながら読んだ。番組のオープニング曲を頭の中にイメージしながら。


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CUBA〜音楽の勝利/村上龍 ビジュアル [VHS]
出演:
パイオニアLDC
発売日 1993-06-25
オススメ度:★★★★★




ビデオデッキが壊れようと手放せませんナ! 2005-05-03
結構「キューバは好きだけど、村上龍はネ・・・」と仰る方は多いものです。
でも大丈夫! 彼は出てきませんし、喋りもないですから・・・。
オープニング〜1曲目、この流れで先ずヤラレました。
ハバナ旧市街の映像など、行ってきた方には懐かしい胸騒ぎが、これから行こうという方には匂い先取りの高揚感があるでしょう。
特に、リハーサルの外通路で掃除中に踊りだしてしまう映像は、何度観ても感極まって胸が苦しくなります。抑えようのない魂の歓喜・・・という表現は大げさに思われるかもしれませんが。
ちょっと癪ですけど、本当に音楽が勝利してます。
"La victria de la musica"・・・ハバナ市街の壁に描かれた、鮮やかなプロパガンダが目に浮かびます。BGVとしても、非常に買いです。


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読書(ビジネス書・小説)・ネットサーフィン・スノボー
自己紹介:
学生の頃から村上龍のファンで「コインロッカーベイビーズ」に衝撃を受け、「五分後の世界」「愛と幻想のファシズム」「半島を出よ」などの構築系の作品が大好きです。最近の龍さんの興味は経済にシフトしていますがものすごく勉強になってます。
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